2009年06月14日
ちかごろのWebに思うこと
ビジネスプランの策定の仕方をまともに知らない連中が、「みんなそうしてるから、乗り遅れるな」的な思考停止によって、何でもかんでも無料にしたあげく、
この期に及んで「これからは課金ビジネスだ」だなんて、お前ら今さら何を言っている。などと思う今日この頃。
「広告収入でマネタイズします」なんていう、苦し紛れな言い訳が通用しなくなっただけだろうに。
*
こんな記事を見つけた。
■オンライン・ストレージ・サービスが突然終了――そのときデータはどうなるのか?
<以下引用>
-----
「経済性の問題だ」とシャーフ氏。オンライン・ストレージ・プロバイダーがわずか数ドルのサービス料金を追い求めいたことだが失敗の要因だというのだ。「自社のサーバに他人のデータを保存しても、たいして利益は上がらない。失敗したプロバイダーにはビジネス・モデルがなかったのだ」(同氏)
-----
<引用終わり>
アホか。
*
以前、「写真を無料でプリントする代わりに、広告が入るよ」的なサービスを事業とする某社がウチに泣きついてきたことがある。
話を要約すると、「広告収入だけでは、写真を保管するためのストレージコストをまかないきれず、真っ赤っかなのですが、会員はたくさんいます。サービススペックを見直すなどして、事業を立て直したいので、ビジネスで連携しましょう。ついでに資金面も助けてください。」とのことだった。
当然、丁重にお断りした。(ちなみに、そのサービスはもう終了しているらしい。)
*
1年ちょい前だろうか。某社が1GBまで無料で使えるオンラインストレージサービスの提供を開始し、初めてのC向けビジネスということで、浮き足立ち全開というか、ファッショナブルなサービスイメージを押し出して、提供者が悦に浸っちゃっていたのは記憶に新しい。
先日、同社の人と会話する機会があったのだけど、「いやー、ぜんぜん有償コースに移ってもらえなくて。真っ赤っかですわ。」と。
1GBも無料で提供したらあたりまえだろ。むやみに市場を荒らすなよ。
特にオンラインストレージサービスは、使用容量がそのままコストに跳ね返るわけで、無料コースを提供したら、それがそのまま損益構造に跳ね返るんだから、少し考えればわかるだろ。
ちょっとした読み間違いで逆ざやになるんだから、そのへんちゃんと考えなさいよ。。
ちなみに、利用者目線でちょこっと補足すると、無料コースを提供するということは、有料コース利用者が支払った料金を、無料コース提供にかかるコストに充てるということで、
つまり、有料コース利用者が、無料コース利用者のコストを肩代わりして支払っているような構造になってしまうのです。
*
そういえば近頃、かつてWeb2.0の焚付け役であった某氏界隈で、「Web2.0終了のお知らせ」的な話題が飛び交ってるけれど、
そもそもWeb2.0なんてものは、ドットコムやeビジネスなどと同様、企業が資金を集めやすく、また使いやすくするためのフレコミというか、スローガンみたいなものなのだから、それらの促進効果がなくなった時点で、Web2.0なんてものは終了なんだってば。
とにかく、「Web2.0=無料」のような解釈が横行したあげく、「お金を払う価値のあるものには、お金を払ってもよい」という考え方が、Web利用者の間に全く醸成されなかったことは、とにかく残念なことだ。
まあちなみに、うちの会社はWebサービス云々以前に、「インターネットを利用するための料金」を頂戴するビジネスが中心なので、Web2.0がどうあれ、さほど影響ないのですが。
*
さて、前段が長くなったけど、ここからはポジティブな話。
最近、中小企業白書を読み込む機会がありまして、そこで思ったことを書いておきます。
日本のリアルな市場環境においては、資本装備率が低い中小企業にとって、大企業に対する不利を補うツールとして、相変わらずWebというものへの期待が大きいわけです。
(佐々木俊尚氏の「Google 既存のビジネスを破壊する」にも、そのようなことが書かれていました。さすがだと思います。)
また、中小企業基本法において、中小企業は「我が国経済の活力の源泉」と位置づけられていて、中小企業の活力を取り戻すことこそが、日本経済の発展に必要なこととされています。
企業数ベースで言えば、日本企業の99.7%が中小企業なのだから、まあそりゃそうだよねと。
というわけで、ここはひとつ、原点回帰というか、
中小企業に対して「商売でのWeb活用術」をコンサルティングするというような、 かつてから楽天がやってきたようなビジネスを、もうすこし見直してみてはどうだろう、と思ったりしてまして。
また、いわゆる「Googleによる破壊」は、Web業界にしてみれば確かに脅威(というか、商売あがったり!)だと思うけど、日本経済全体としてはプラスに働くのではないか、という気もします。
以上。
なんだか、書いててまとまりが無くなったので、そのうち書き直すかも。
この期に及んで「これからは課金ビジネスだ」だなんて、お前ら今さら何を言っている。などと思う今日この頃。
「広告収入でマネタイズします」なんていう、苦し紛れな言い訳が通用しなくなっただけだろうに。
*
こんな記事を見つけた。
■オンライン・ストレージ・サービスが突然終了――そのときデータはどうなるのか?
<以下引用>
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「経済性の問題だ」とシャーフ氏。オンライン・ストレージ・プロバイダーがわずか数ドルのサービス料金を追い求めいたことだが失敗の要因だというのだ。「自社のサーバに他人のデータを保存しても、たいして利益は上がらない。失敗したプロバイダーにはビジネス・モデルがなかったのだ」(同氏)
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<引用終わり>
アホか。
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以前、「写真を無料でプリントする代わりに、広告が入るよ」的なサービスを事業とする某社がウチに泣きついてきたことがある。
話を要約すると、「広告収入だけでは、写真を保管するためのストレージコストをまかないきれず、真っ赤っかなのですが、会員はたくさんいます。サービススペックを見直すなどして、事業を立て直したいので、ビジネスで連携しましょう。ついでに資金面も助けてください。」とのことだった。
当然、丁重にお断りした。(ちなみに、そのサービスはもう終了しているらしい。)
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1年ちょい前だろうか。某社が1GBまで無料で使えるオンラインストレージサービスの提供を開始し、初めてのC向けビジネスということで、浮き足立ち全開というか、ファッショナブルなサービスイメージを押し出して、提供者が悦に浸っちゃっていたのは記憶に新しい。
先日、同社の人と会話する機会があったのだけど、「いやー、ぜんぜん有償コースに移ってもらえなくて。真っ赤っかですわ。」と。
1GBも無料で提供したらあたりまえだろ。むやみに市場を荒らすなよ。
特にオンラインストレージサービスは、使用容量がそのままコストに跳ね返るわけで、無料コースを提供したら、それがそのまま損益構造に跳ね返るんだから、少し考えればわかるだろ。
ちょっとした読み間違いで逆ざやになるんだから、そのへんちゃんと考えなさいよ。。
ちなみに、利用者目線でちょこっと補足すると、無料コースを提供するということは、有料コース利用者が支払った料金を、無料コース提供にかかるコストに充てるということで、
つまり、有料コース利用者が、無料コース利用者のコストを肩代わりして支払っているような構造になってしまうのです。
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そういえば近頃、かつてWeb2.0の焚付け役であった某氏界隈で、「Web2.0終了のお知らせ」的な話題が飛び交ってるけれど、
そもそもWeb2.0なんてものは、ドットコムやeビジネスなどと同様、企業が資金を集めやすく、また使いやすくするためのフレコミというか、スローガンみたいなものなのだから、それらの促進効果がなくなった時点で、Web2.0なんてものは終了なんだってば。
とにかく、「Web2.0=無料」のような解釈が横行したあげく、「お金を払う価値のあるものには、お金を払ってもよい」という考え方が、Web利用者の間に全く醸成されなかったことは、とにかく残念なことだ。
まあちなみに、うちの会社はWebサービス云々以前に、「インターネットを利用するための料金」を頂戴するビジネスが中心なので、Web2.0がどうあれ、さほど影響ないのですが。
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さて、前段が長くなったけど、ここからはポジティブな話。
最近、中小企業白書を読み込む機会がありまして、そこで思ったことを書いておきます。
日本のリアルな市場環境においては、資本装備率が低い中小企業にとって、大企業に対する不利を補うツールとして、相変わらずWebというものへの期待が大きいわけです。
(佐々木俊尚氏の「Google 既存のビジネスを破壊する」にも、そのようなことが書かれていました。さすがだと思います。)
また、中小企業基本法において、中小企業は「我が国経済の活力の源泉」と位置づけられていて、中小企業の活力を取り戻すことこそが、日本経済の発展に必要なこととされています。
企業数ベースで言えば、日本企業の99.7%が中小企業なのだから、まあそりゃそうだよねと。
というわけで、ここはひとつ、原点回帰というか、
中小企業に対して「商売でのWeb活用術」をコンサルティングするというような、 かつてから楽天がやってきたようなビジネスを、もうすこし見直してみてはどうだろう、と思ったりしてまして。
また、いわゆる「Googleによる破壊」は、Web業界にしてみれば確かに脅威(というか、商売あがったり!)だと思うけど、日本経済全体としてはプラスに働くのではないか、という気もします。
以上。
なんだか、書いててまとまりが無くなったので、そのうち書き直すかも。
2009年01月02日
新年
あけましておめでとうございます。
昨年は、ブログの更新こそ少なかったですが、たくさんの刺激にめぐまれた、良い1年でした。
2009年も良い年にしたいと思います。
ライブもやる!
ということで、よろしくおねがいいたします。
昨年は、ブログの更新こそ少なかったですが、たくさんの刺激にめぐまれた、良い1年でした。
2009年も良い年にしたいと思います。
ライブもやる!
ということで、よろしくおねがいいたします。